ユーザー起点で始めるDX!デザイン思考活用のすすめ
ユーザー起点に立ったアプローチでユーザーの潜在的なニーズの掘り起こし、仮説検証を繰り返す「デザイン思考」は有効な手法の一つです。 DXのゴールはテクノロジーの導入ではなく、テクノロジーとビジネスモデルを活用して新しい価値の創出や変革を起こすことにあります。 DXに関する事例やテクノロジーの情報収集にお疲れの方は、是非ご一読ください。
既存のビジネスモデルにとらわれないイノベーションに必要なこととは?
とある老舗証券会社では、常にお客様にとって価値のある新しい商品・サービスを生み出し続け成長を遂げてこられました。しかし、これまでのビジネスモデルに対して今後頭打ちになり近い将来淘汰されてしまう危機感を抱いた経営トップは、IT部門長に対し「DXで何か新しいビジネスを提案せよ」と命じました。 IT部門長はすぐにお付き合いのあるITベンダから情報を集めたり、インターネットで「DX」や「DX 事例」と検索し、ソリューション事例をたくさん閲覧しても、自社にどのように活用できるかピンとこず、胸のつかえがとれずに悩んでおられました。
そんなときに私どもにご相談を頂いたのですが、実は同じようなご相談を業界・企業規模問わず多く頂きます。抱えてらっしゃる事情は企業によって様々ですので、解決方法は多種多様なのですが、このお客様の場合は着眼点・発想の転換が必要であることに気づきました。
多くの企業がイノベーションを生出すDX人材育成にデザイン思考を導入
様々な業界ではイノベーションを起こすために、ユーザー主体の着眼点で発想するデザイン思考を活用して生み出した商品やサービスで成長している企業がたくさんあります。
もともとは、建物・家具・インテリアなどの有形製品の開発において活用されてきデザイナーの思考プロセス・作業要領を一般化したものを、アメリカのデザインコンサルティングファームであるIDEO社が、医療、自動車、化粧品、教育、家電、行政、ITなどの分野に活用したことがきっかけに注目されるようになりました。 日本でも多数の企業がデザイン思考を取り入れており、既にみなさんの身近にもたくさんの商品やサービスが存在します。
大事なのはユーザーの立場でインサイトを発見し、仮説検証を繰り返すこと
デザイン思考では、インタビューや観察を通じユーザー(ペルソナ)の立場で、ユーザー(ペルソナ)も気づいていない潜在的な欲求(インサイト)を発見することから始めます。 そして、そのインサイトを満たすための課題を定義、たくさんの解決案をプロトタイピング(実際に形にして検証する)と改善を繰り返します。 リンクレアでは、ゼロからイチを生み出すDX人材育成に力を入れており、デザイン思考ワークショップを全社員に義務教育として受講させています。また、お客様向けにもオープンセミナーやインハウスセミナーとしてご提供させて頂いております。
本事例の証券会社様におきましては、次世代を担う中堅・若手社員を中心にデザイン思考ワークショップをご提供させて頂き、DXに向けて第一歩を踏み出されました。
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